どうもこんにちは。
運営しているYouTubeチャンネルで「映像がキレイですね」というコメントをよくいただくので、自分がモトブログで使っているOsmo Actionの設定を全部公開します。
前回の「5万円で始めるモトブログ」を想像以上に多くの方に見ていただけたので、あのセットを買った人が最初にやる設定、という位置づけです。本業が動画制作なのでこのあたりはそれなりに詳しいのですが、この記事はカメラ初心者向け。分かりやすさをモットーに書きます。
先に言っておくと、本当はワンシーンごとにマニュアルで設定を変えて撮るのが一番キレイです。でも毎回設定するのは非現実的だし、設定がめんどくさくて撮りに行くハードルが上がったら本末転倒。
この記事の設定は自分が試した中で「手軽さとキレイのバランス」を取ったものです。
実際に設定してみた動画を見てみたい方はこちらからどうぞ。
先に結論:設定一覧
スマホ片手にそのまま設定してみてください。この数値にしている理由はこのあと解説していきます。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| 解像度 | 4K / 16:9 |
| フレームレート | 30fps(24fps、60fpsでもOK) |
| 手ブレ補正 | RockSteady(+じゃない方) |
| 画角 | 超広角 |
| PROモード | オン |
| 露出 | マニュアル |
| シャッタースピード | フレームレートの2倍(30fpsなら1/60) |
| ISO | 100〜800 |
| ホワイトバランス | AWB(こだわるならマニュアル) |
| NDフィルター | 天気で使い分け(晴れの日はND32) |
| カラー | ノーマル10bit(編集する人はD-Log M 10bit) |
| 品質優先 | オフ |
| フィルムトーン | お好み(自分はTR) |
| 絞り(Osmo Action 6のみ) | F4 |
対象カメラ:Osmo Action 4以降
この記事はOsmo Action 4/5 Pro/6を前提にしています。メニューの並びや項目名は世代でほぼ共通なので、どれを持っていても同じ手順で設定できます。
3だとたしかHDRオンにすると何かができなくて売った記憶があります。4に変えたら映像の質が爆上がりなんで、もしお持ちの方がいれば買い替えを検討してください。

Osmo Action 6だけ可変絞りがあるので、それは最後に触れます。カメラが違っても、フレームレート・シャッター・ISO・NDの考え方はそのまま使えます。
解像度は4K・16:9
まず解像度は4K。理由は「拡大したときにガビガビになりにくい」からです。モトブログは走行中に少し傾いた映像を編集で水平に直すことが多く、そのとき画面を少し拡大します。4Kで撮っておけばそこで画質が落ちません。
アスペクト比は16:9でOK。YouTubeもSNSもこれで足ります。ショート動画を作りたいときも、4Kで撮っておけば縦に切り出せます。
フレームレートは迷ったら30fps
フレームレートは1秒間に何コマ撮るかの数値で、映像の「質感」が変わります。ここはお好みです。
| fps | 質感 |
|---|---|
| 24 | 映画っぽい。エモくなる |
| 30 | 一般的な映像の質感。迷ったらこれ |
| 60 | ヌルヌルしたスポーツ感。ただしデータがめっちゃ重くなる |
動画では3つのサンプルを並べているので、質感の違いはそちらで確認してみてください。以下のリンクだと比較のシーンから始まります。
手ブレ補正はRockSteady、HorizonBalancingはオフ
手ブレ補正はRockSteadyで十分です。「RockSteady+」にすると補正は強くなりますが、そのぶん画角が狭くなります。多少のブレがある方が臨場感も出ます。
HorizonBalancing(水平維持)もオフにしています。オンにするとこちらも画角が狭くなるし、編集で水平を調整したほうがいい感じに仕上がるからです。ただし編集をしない人はオンでもOK。でも画角が狭いからできれば編集ガンバってほしい。
画角は超広角
画角は超広角。モトブログはとにかく広く撮れたほうが臨場感が出ます。
注意点として、手ブレ補正の設定によっては超広角が選べなくなります。広角以外が選択肢にない場合は、RockSteadyに変更してみてください。
PROモードをオンにして、露出はマニュアル
ここからが本題です。画面右側の設定で、まずPROモードをオンにします。もちろんプロ以外が使ってもいい機能です。
露出はマニュアルに。マニュアルというと難しそうですが、決めるのはシャッタースピードとISOの2つだけです。
シャッタースピードはフレームレートの2倍
シャッタースピードは「明るさ」と「ブレの量」を調整する数値です。数字が大きいほど暗く、小さいほど明るい映像が撮れます。ただ、明るさはISOやF値、NDフィルターでも調整できるので、動画ではブレのほうを優先して決めます。
動画の場合の決め方はひとつだけ、フレームレートの2倍です。
| フレームレート | シャッタースピード |
|---|---|
| 24fps | 1/50 |
| 30fps | 1/60 |
| 60fps | 1/120 |
数字が大きすぎると1コマ1コマが止まった写真になってパラパラ漫画みたいにカクつき、見ていて酔います。オートにすると1/500とかで設定されてしまいます。
ISOはオートで100〜800
ISOは明るさを決める数値です。数字が大きいほど明るくなりますが、大きすぎるとザラザラになります。
自分は100〜800で設定しています。こうしておけば、範囲内でカメラが自動でちょうどいい明るさに調整してくれます。範囲を広げすぎると、走っている途中で明るさが行ったり来たりして落ち着かない映像になります。
上限800だと夜は暗めに写りますが、それはそれで締まった自然な暗さになるので、自分は気に入っています。
ただ最近100〜1600でもいいんじゃないかなと思い始めてる。特に初心者はこっちの方が無難かもです。
ホワイトバランスは基本AWB
ホワイトバランス(WB)は、映像が赤っぽくなるか青っぽくなるかを決める数値です。
本当はマニュアルのほうがキレイなのですが、時間帯や店内ごとに適切な値にするのは手間なので、AWB(オートホワイトバランス)がおすすめです。
こだわりたい人はシーンごとにマニュアルで。目安はこのあたりです。
| シーン | WB |
|---|---|
| 日中 | 5400 |
| 夕方 | 5000 |
| 夜間 | 4000 |
走るシーンと時間帯が決まってるようであればぜひマニュアルで設定してみてください。自分もレビューなどはマニュアル、Vlogはオートで使い分けています。
NDフィルターがないと昼間は真っ白になる
ただし、ここまでの設定で昼間に撮ると、映像が真っ白に飛びます。シャッタースピードがフレームレートの2倍だと明るすぎるから、ISOを下げる必要があるのですが、下限が100なのでそれでも明るすぎるのです。
そこで使うのがNDフィルター。カメラのサングラスだと思ってください。DJI純正のセットがおすすめで、1万円しないくらいで買えます。
ちなみに6だけはレンズのサイズが大きいので別になるから要注意。
NDフィルターの使い分け
太陽の強さが影響するので、天気と季節で付け替えます。
| 状況 | ND |
|---|---|
| 冬以外の晴れの日 | ND32 |
| 冬以外の曇りの日、冬の晴れの日 | ND16 |
| 冬の曇りの日、夕方 | ND8 |
| 夜間、室内 | なし |
時間帯ごとに付け外しするのは正直面倒です。でも、マジでこれがあるかないかで映像が大きく変わります。
NDフィルターを持っていない人は露出をオートに
NDをまだ持っていない人は、露出をオートにしてください。それで普通に撮れます。
ただ露出がオートだと、昼間はシャッターが勝手に速くなるので「ブレがなさすぎて酔う」「アスファルトの模様がチラチラしてブロックノイズが目立つ」という2つの弱点が出ます。
だからやっぱり買ってほしい。設定の中で一番映像が変わる1万円です。正直Action 6でオートで撮るより、4でND付けた方がキレイに撮れます。
カラーはノーマル10bit、編集する人はD-Log M
カラー設定はノーマル10bitでOKです。
パソコンで色編集ができる人はD-Log M 10bitで撮ると、後から色を作れる幅が広がります。難しそうに聞こえますが、DJI公式サイトからダウンロードしたLUTを当てるだけなので案外かんたんです。使っているモデルごとにLUTが違うので要注意。
フィルムトーンはお好みで
4/5 Proの人はここは飛ばしてOKです。
フィルムトーンは撮影時に映像の雰囲気を決められる機能で、これはお好みです。自分はTRが好きでよく使っています。
世代によって中身が違うので注意してください。Osmo Action 6は6種類のフィルムトーンから選べて、強さも調整できます。
品質優先はオフ
映像の品質が上がったと感じないのでオフにしてます。コントラスト強い映像がそもそも好きじゃないってのもある。
Osmo Action 6の可変絞りはF4
Osmo Action 6だけ絞り(F値)を変えられます。自分はF4にしていますが、これは未だに悩んでる…
- ボケ感が減らせるからシャープな映像になる(はずだけど編集してて分からない)
- 最小で使うより余裕持った方が映像がキレイになる(はずだけど編集してて分からない)
- 黒つぶれは編集で戻せるけど白飛びは戻せない
よく分からないという方は4や5Proと変わらないF2.8で固定しておくのが無難です。
まとめ
- 解像度は4K・16:9、フレームレートは迷ったら30fpsだけど好みで24や60にしてもいい
- 手ブレ補正はRockSteady、画角は超広角
- PROモードで露出はマニュアル。シャッターはフレームレートの2倍、ISOはオートで100〜800、ホワイトバランスはオート
- 昼間はNDフィルター。季節と天気で使い分ける
全部やっても10分くらいで終わります。設定はこれで固定して、あとはNDフィルターを付けて撮りに行きましょう。きっと躍動感のある映像に驚くはずです。
実際の映像の違いは動画の方が分かりやすいかと思うので、ぜひご覧ください!

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